カメラ女子・カメラ初心者必見!!お花の撮り方!

デジカメデビューしたら、スマホじゃ撮れない写真を撮ろう!をテーマに、お花の撮り方やカメラの設定の仕方を初心者にも分かりやすく解説していきます。

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どちらが20万円のレンズ?あなたは見抜けますか?20万円のLレンズ『EF 24-70mm F2.8 L Ⅱ USM』と1万円の『EF 50mm F1.8 STM 』徹底撮り比べ!

機材

今回は、このブログでも人気のある『レンズの撮り比べ』です。

キヤノンの人気レンズ

『EF 24-70mm F2.8 L ⅡUSM』

『EF 50mm F1.8 STM』

この2本で、同じ被写体を、同じ設定で、同じカメラで撮り比べました。

さて、どちらがどのレンズの写真か?あなたは分かりますか?

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今回使用した機材はこれ!


『EF 24-70mm F2.8 L Ⅱ USM』

僕が購入した当時は20万しました。

誰もが憧れるキヤノンのL(LUXURY)レンズ!

キヤノンの大三元レンズの一つにあげられるこのレンズ。

プロの方も1本は持ってるレンズではないでしょうか。

 

ズームレンズでありながらもF2.8通しのため、明るくしかも安定感のある信頼性の高いレンズだと言っていいでしょう。

このレンズを悪く言う人はまずいないと思います。

 

『EF 50mm F1.8 STM』

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僕は中古で1万円で買いました。

キヤノンの『撒き餌レンズ』と呼ばれた『EF 50mm F1.8 Ⅱ』の後継モデルです。

撒き餌レンズの名をそのまま踏襲してると言ってもいいでしょう。

 

初心者から上級者まで、1本持っておけば必ず使えるレンズです!

 

撒き餌レンズとは…大物の魚を釣るために安い餌を撒き散らす。それをレンズに例え、安いレンズで写真の楽しさを広く知ってもらい、高いレンズの沼へと引きずり込む。そんなイメージでつけられた俗称だと思います。

 

EOS M

カメラ本体はもちろんこれ!

僕の愛機 EOS M(キヤノン初代ミラーレス)



この写真ももちろん自分で撮ってます。

 

こんな『白バック』の撮り方はこちらの記事に書いてます。↓↓↓↓

【素朴な疑問vol.6】『白バック』で商品撮影をしよう!ストロボも編集ソフトも一切不要!誰でも撮れる『白バック』の簡単撮影方法!
白バックの商品撮影!『メルカリ』や『ヤフオク』などの商品撮影に最適!ストロボも編集ソフトも一切不要!誰でもできる白バックの簡単撮影方法!

 



 

撮影条件は?

撮影にあたっての条件はこの4点!

①絞りはどちらもF2.8とする。

EF 50mm F1.8 STM は、開放F1.8ですが、24-70mmの開放に合わせて『F2.8』としました。

 

②焦点距離はどちらも50mmとする。

EF 50mm F1.8 STM が50mmの単焦点のため、24-70mmも50mm付近で撮影しました。

 

③被写体はお花とする。

まぁ僕のブログなのでそうなりますね…www

 

④全てJPEG撮って出しとする。

当たり前ですが編集は一切してません。

これで比較しやすい写真になると思います。

 

 

 

『EF 24-70mm F2.8 L Ⅱ USM』と『EF 50mm F1.8 STM』さっそく撮り比べ!

写真に①と②の番号を付けてます。

同じ番号の写真はすべて同じレンズで撮ったものです。

 

さぁ、①と②どちらが20万円のレンズか分かりますか?

 

⬇️SS…1/1000   F…2.8   ISO…100


↑①番の方が少し明るいですね。その時の自然光の違いか…?

 

 

⬇️SS…1/1000   F…2.8   ISO…100


↑寄りで撮ったやつ。

やはり①番の方がイエローもグリーンも明るいですね。

②番はホワイトバランスが少しブルー寄りですね。ホワイトバランスはオートで撮ってるから、これはカメラ本体の問題かも…。

 

 

⬇️SS…1/1000   F…2.8   ISO…100


↑これは明るさも色合いも違いが分からない。

 

 

⬇️拡大してみると。


↑②番の方がフチのにじみが大きいですね。

解像度はどちらもいい勝負。花びらのシワもはっきり確認できます。

 

 

⬇️SS…1/1000   F…2.8   ISO…100


↑カラフルなところではどうでしょう?

赤、黄、緑、白…

強いて言うならは、①番の方が前ボケの赤が少し濃い?気のせい?

 

 

⬇️SS…1/800   F…2.8   ISO…100


↑こっちは逆に②番の方が赤が濃い?気のせい?

前ボケの色合いとボケ具合は全く変わらない気がする。

 

⬇️SS…1/1000   F…2.8   ISO…100


↑この比較では全く分からないですけど、パソコンで瞬時に画像を入れ替えると、①番の方に若干の歪みが生じてました。

 

 

⬇️SS…1/4000   F…2.8   ISO…100


↑背景のブラック…変わらない。

チューリップのピンクから赤へのグラデーション…変わらない。

この2枚は違いが分からないですね。

 

 

⬇️SS…1/3200   F…2.8   ISO…100


↑ブルーの明るさが違うのは、自然光の違いによるものです。

この時は、太陽が薄雲から出たり隠れたりの繰り返しでした。

なるべく同じ環境光で撮りたかったのですが、レンズ交換の間にもコロコロと日差しが変わり同じ設定でも明るさの違いが生じてしまいました…

 

 

⬇️拡大してみると。


解像度の違いは分からないです。

②番の方がお花のシワがはっきりしてるように見えるのは、自然光の明るさによる違いかと思われます。

 

 

 

答え合わせ!

さぁ、あなたはどちらが20万円のレンズだと思いましたか?

 

ドロドロドロドロドロドロドロドロ ドン…

(ドラムロールの効果音)

 

正解は

①番が20万円のレンズ、EF 24-70mm F2.8 L Ⅱ USMでした!

②番が中古で1万円のレンズ、EF 50mm F1.8 STM!

どうですか?

正解しましたか?

 

おそらくこの画像だけで完璧にいい当てることは不可能じゃないかと思います。

それくらい決定的な違いが見つけられなかったです。

 

今までLレンズは5本使ってきましたが、Lレンズの感想は色合いがコッテリ出てくれる印象だったので、今回の撮り比べでも色合いに差が出るのでは…と思ってたのですが、、、

思ったような結果にはならなかったですね。

 

そして、EF 50mm F1.8 STMの素晴らしさを改めて実感する結果となりました。

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20万円の価値はどこにある?


さて、今回の撮り比べでは、大差を見つけることができなかった訳ですが、

『じゃあ、わざわざ高いレンズを買う必要はなくない?』

という疑問が出てきますよね。

 

もちろん今回のシチュエーションであれば50mmの単焦点でよかったかもしれません。

今回のシチュエーションとは『昼間のお花撮影』です。

これであれば僕は本当に50mm単焦点で十分だと思います。

 

しかし、50mm単焦点だけではダメな場面もあるのです。

 

実は撮影してて大きな違いが1つありました!

AFの速さです!

Lレンズは瞬時に合います!

 

長らく50mmばかり使ってたから全く気にならなかったのですが、久しぶりにEOS MにLレンズを付けたら、『えっ、ウソっ』っていうぐらいAFが速かったです。

ここら辺はさすがですね!

 

やはり動きものにはLレンズが強いということです。

 

ましてや、夜間の撮影ではAFの迷いも少なく、安心して使うことができます。

 

この安心こそがプロが求めてるところでしょうね。

レンズに対する信頼感があるのは非常に大きなアドバンテージです。

 

そしてこのレンズの1番の魅力は、ズームレンズなのにF2.8通しということです。

今回は単焦点レンズとの比較だったのであまり触れなかったのですが、

通常のズームレンズは望遠にすると勝手にF値が上がり暗くなります。

しかし、Lレンズの場合は24mmから70mmまで全ての域でF2.8で撮ることができます。

 

僕の場合薄暗いライブハウスでのライブ写真を撮ります。

その際にこのレンズが1本あれば大体のイメージは撮れます!

 

引きの絵で全体の雰囲気を収めたり…

ボーカルひとりを切り抜いたり…

そんな時に、F値が変わらず常に同じ明るさで撮れるのはやはり便利です。

 

それだけでも20万円の価値はあります。

 

ただ、重たいですけどね…

・EF 50mm F1.8 STM…160g

に対して、

・EF 24-70mm F2.8 L Ⅱ USM…805g

やはりしっかりホールドできる一眼に付けるべきレンズですかね。

 

 

まとめ!安くても負けない写真は撮れる!

今回の撮り比べで言いたかったことは、

『高い機材だからいい写真が撮れる訳ではない!』

ということ。

 

確かに高いレンズだと撮れる幅は広がります。

 

しかし、

『シチュエーションによっては、安くて軽い機材でも全く負けない写真が撮れる!』

ということを知って欲しかったのです。

 

先日、夜桜を撮りに行ったとき、周りには機材自慢の人たちもチラホラいました。

夜桜を連写で撮る人。

フラッシュを使う人。

超望遠レンズを使う人。

 

その横で僕は、小さなEOS M に18-55mmのキットレンズで撮影してました。

 

その時の写真がこちらです。↓↓↓↓


たぶん彼らに負けてない写真が撮れたと思いますよ!

心の中でそんな優越感に浸ってます。www

機材自慢の人たちをうならせるような写真を撮りたいものですね。

 

そのカメラ・そのレンズの特性をしっかり理解した上で写真を撮れば、機材の値段に関係なく素敵な写真が撮れると思います!

そこからまたカメラの楽しさが広がってくれたら何よりです!

 

 

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コメント

  1. より:

    絞った写真と解放の写真を比べるのは卑怯じゃろ。両方とも解放からf11くらいまでの色々な写真で比較するべき

  2. ヘカ より:

    はじめまして。
    面白いクイズですね。
    絞り値は統一しないとクイズが成り立たないんで、どちらかの開放に合わせる今回の手法でいいと思います。
    一つのシーンで多段数の絞りで比較するとトータルで膨大な量の作例になりますから、労力ばかりかかってしまって、ほとんど見たことがありません。
    両方とも適度に絞った状態では差が分りにくくなりますしね。

    流石にこれだけ作例があると、見慣れた人ならすぐに答えが分ります(^ー^;)
    ピン面の立体感と色乗りが全然違いますから。
    ただそれが20倍の金額に値する程の差かと言われると、完全にその人のコダワリ次第かと。
    写真に興味ない人からすれば、「はぁ?アホか」と言うレベルかも。
    でも凄く面白かったです。
    作例が多いので色々なシーンで比較できて良かったです。
    こういう比較テストって、自分でやれば分りますけど結構大変なんですよね。ご苦労様でした。

    • snap-snap-flowers snap-snap-flowers より:

      ヘカさん、コメントありがとうございます!
      いろいろと察していただき、尚且つ労いのお言葉までいただき嬉しい限りです!

      撮影はおっしゃる通り結構大変でした。笑 
      外で何度もレンズを交換し、なるべく画角を同じにして、日が射したり曇ったりをなるべく同じ条件になるように天候待ちをしたり…
      この労力を分かってもらえただけでもとても嬉しいです!

      ヘカさんは、カメラ関係のお仕事をされてるのでしょうか?
      見るポイントが的確で脱帽です。
      僕は未だによく分かりません…笑

      以前、夜のポートレートでこの2本を撮り比べたことがあるのですが、その時はあからさまに色の乗りが違いました。
      その時はさすがLレンズだな!と思ったのを覚えてます。
      20倍の差がどこかで出てくれないとですね。笑

      このブログはカメラ初心者向けのブログなので、
      今後もなるべく一般的な機材で楽しく撮って行けるような記事を書けたらと思っています。

      今回のコメント本当に嬉しかったです。
      ありがとうございました。