以前のこの記事の続編です!
今回は、フルサイズとAPS-Cの違いを実際に撮り比べします!
『フルサイズとAPS-C』3つの撮り比べ!
フルサイズとAPS-C 3つの撮り比べ!
①画角の違い!
②画質の違い!
③ボケの違い!
この3点を撮り比べていきます。
あくまででも素人の撮り比べです。
100%同じ環境で撮ったわけではありませんので、
結果は『へぇ〜』程度に捉えてもらえれば幸いです。
今回使った機材はこちら。↓↓↓↓
・フルサイズ…EOS 6D
・APS-C…EOS M
・レンズ…EF 50mm F1.8 STM
①画角の違い!
以前の記事をざっとおさらい。
同じレンズを使ってもフルサイズの方が広く写ります。
おおよそのイメージはこんな感じ。↓↓↓↓
キヤノンの場合、APS-Cはフルサイズの約40%のサイズ(面積)になります。
焦点距離でいうと、APS-Cはフルサイズの約1.6倍の焦点距離になります。
それではさっそく撮り比べてみましょう!
撮影環境はこんな感じ。↓↓↓↓
どちらも同じ位置に固定した三脚から撮ります。↓↓↓↓
まずはフルサイズ。↓↓↓↓
次にAPS-C。↓↓↓
同じ位置から同じレンズで撮ると、
APS-Cの方が大きく撮れました!
数値通りの違いが出ましたね。
②画質の違い!
今回は、
色の階調の違いとノイズの違いを比較してみました。
色の階調の違い。
先程の2枚の写真、
どちらもカメラの設定は、
SS…1/60 F…1.8 ISO…100 WB…AUTO JPEG撮って出し。
比較の切り口はたくさんあると思いますが、
今回は、ヒストグラムのデータを元に比較してみようと思います。
ではそれぞれのヒストグラムを見てみましょう。
APS-C。↓↓↓↓
フルサイズ。↓↓↓↓
(画像を表示した状態で『INFO』ボタンを何度か押すとこの画面になるかと思います)
なんのこっちゃ分からないかもしれませんが、
今回は1か所だけ見てみましょう。
赤いバラがメインなので『R』レッドのグラフを見てみましょう。
比較しやすいように2枚並べました。↓↓↓↓
簡単に見方を説明すると…
←←左が暗い 右が明るい→→
上に行くと量が多くなる。
ざっとこんな感じです。
これを踏まえて、APS-Cのヒストグラムを見てみましょう。
明るい赤がたくさんあり、少し左に行ったところからストンと落ちてます。
一気に赤の量が減りました。
色の階調の幅が狭いですね。
それに対して、フルサイズのヒストグラムは、
明るい赤からなめらかなカーブを描きながら減っています。
明るい赤と暗い赤の間にもたくさんの明るさの赤が存在してるということです。
元々の明るさの違いも若干あるので一概にこれだけで比較は出来ませんが、
フルサイズの方が色の階調がなめらかだという結果が出ました。
実際の写真を拡大して比較してみましょう。↓↓↓↓
フルサイズの方が中間の濃さの赤がしっかり存在してる…
そんな気がします。www
ノイズの違い。
今度は薄暗い部屋で、
おもいっきりISOを上げてノイズの比較をしてみました。
これは、顕著に違いがでましたよ。www
カメラの設定は、
SS…1/100 F…6.3 ISO…6400 WB…AUTO JPEG撮って出し。
まずは、APS-C。↓↓↓↓
こちらが、フルサイズ。↓↓↓↓
拡大してみると。↓↓↓↓
ノイズの出方が明らかに違いますね。
APS-Cの方が全体的にザラザラしてます。
ビンの透明感、背景のなめらかさ、フルサイズの方が圧倒的に綺麗ですね!
やはり暗所での高感度撮影では、フルサイズの圧勝でした。
③ボケの違い!
例えば、フルサイズでAPS-Cの画角に合わせようとするには、当然近づかなければいけません。
これぐらいの差が出ます。↓↓↓↓
被写体に近づけば近づくほど背景ボケは大きくなるはずなので、
フルサイズの方がボケるはずです。
さて、実際どんな結果が出たでしょう。
さっそく見ていきましょう。
APS-C。↓↓↓↓
フルサイズ。↓↓↓↓
(画角をピッタリ合わせられずごめんなさい…)
これも一目瞭然ですね。
後ろのひまわりとカレンダーのボケ具合がフルサイズの方が大きくボケてます。
やはり同じ画角で撮ると、近づける分フルサイズの方が圧倒的にボケますね。
『フルサイズとAPS-C』撮り比べ まとめ!
*番外編
なぜかフルサイズの方が、周辺光量落ちが激しかったです。
これに関しては、
フルサイズ・APS-Cの違いのせいなのか?
一眼レフ・ミラーレスの違いのせいなのか?
カメラ本体のせいなのか?
僕の知識では分かりませんでした…
今回使用したレンズはこちら。↓↓↓↓
コメント
APS-Cでフルサイズ対応の50mmレンズを使ったということですよね?
であれば、センサーサイズに対してレンズの方が大きいことになるので、絞り開放でも周辺の光量落ちは発生しませんよ(本来光量が落ちる四隅がクロップされてる状態なので)
これはaps-c用のレンズをフルサイズに付けると四隅がケラれるのと逆の現象が起きてるイメージです。
aps-cの方が光量落ち気にならなかったのはそういった原理によるものなのではないかと思います。
通りすがり様
コメントありがとうございます。
なるほど!そういう事でしたか。原理がよくわかりました!
ありがとうございます。