晴れた日の撮影で、明るすぎたり暗すぎたりしたことはないですか?
今回は、晴天時の適正露出の決め方を分かりやすく解説していきます!
『適正露出』と『露出オーバー・露出アンダー』
本題に入る前に次の3つの用語を覚えておきましょう!
『知ってるよ』って方は飛ばしてもらってOKです。
『適正露出』と『露出オーバー』『露出アンダー』
なんて難しくありません。
『露出オーバー』…明るすぎる写真。
『露出アンダー』…暗すぎる写真。
この中間にあるのが『適正露出』
とりあえずこの概念が頭に入っていれはOKです!
これを踏まえた上で次の章に進んでいきましょう。
晴天の撮影は3ステップで露出を決めよう!
お家に帰ってデータを確認したら全て明るすぎた。一度ぐらいはそんな経験をした方もいるのではないでしょうか?
そんな失敗を繰り返さない為にも、晴天の露出の決め方をマスターしておきましょう!
晴天の露出の決め方は次の3ステップでOKです。
①ISOを決める!
②絞りを決める!
③シャッタースピードで適正露出にする。
決して難しくないですよ。
ひとつずつ見ていきましょう!
①ISOを決める!
晴天の屋外ならば、ISOは一択です。
ズバリ、、、
これでほぼほぼ問題ないでしょう!
したがってまずは一番簡単な『ISOを100』に設定しましょう!
②絞りを決める!
次に簡単に決められるのは絞りです!
みんな大好き『背景ボケ』の写真を撮りたいのなら
ズバリ、、、
絞りを開放にすることによって、より背景がボケてくれます。
したがって『絞りは開放』に設定しましょう!
③シャッタースピードで適正露出にする!
さて、残ったのはシャッタースピード。
すでに、ISOと絞りは決まっているので、シャッタースピードで好みの明るさにすればOKです!
晴天の屋外であればおおよそ、
これぐらいを目安にダイアルをクルクル回してみて下さい。
どこかで好みの明るさが見つかると思います!
これの3ステップが、晴天時の露出の決め方の基本です!
まずは、このやり方を身に付けましょう!
マニュアル設定の仕方は、こちらの記事を参考にして下さい。(必ず分かるように解説しています)↓↓↓↓
適正露出が分からない??
『やり方は分かったけど、どこら辺が適正露出か分かんないよ…』
そんな時は、露出のインジゲーターを参考にするといいでしょう!
露出のインジゲーターはコレ。↓↓↓↓
ISOと絞りを決めた後、シャッタースピードをクルクル回すと、インジゲーターの目盛りが右に行ったり、左に行ったりします。
さあ、ここで先ほどの『露出オーバー』と『露出アンダー』という用語が役に立ってきます。
もう一度おさらいすると、
『露出オーバー』…明るすぎる写真。
『露出アンダー』…暗すぎる写真。
この中間にあるのが『適正露出』
ということでしたね。
まずは『露出オーバー』
オーバーというぐらいですから、
目盛りがプラスの方(右)に振れます。
すると明るすぎる写真になってしまいます。
こんな感じ。↓↓↓↓
『露出オーバー』な写真。↓↓↓↓
『露出アンダー』はこの逆ですね。
アンダーという言葉の通り、
マイナスの方(左)に目盛りが振れます。
すると暗すぎる写真になってしまいます。
こんな感じ。↓↓↓↓
『露出アンダー』な写真。↓↓↓↓
『適正露出』はインジゲーターの真ん中。
±0のところにメモリがくればOKということですね!
こんな感じ。↓↓↓↓
『適正露出』可もなく不可もなく綺麗な写真に仕上がりました。↓↓↓↓
最初のうちは、この『露出のインジゲーター』を参考にしながら、シャッタースピードを変えていくと、明るすぎたり暗すぎたりすることはなくなると思います!
具体的にはシャッタースピードは、
速くしたら…暗くなる!
遅くしたら…明るくなる!
このように覚えておきましょう!
1/160・1/400 は露出オーバーですね。
1/2000・1/4000 は露出アンダー。
この場合は、1/800 ぐらいが適正露出でしょうね。
晴天だと明るすぎる?
晴天の撮影時に、この通りに撮ってても、明るすぎることがあります。
『言われた通りに、ISO…100・絞り…開放にして、シャッタースピードをMAXの1/4000まで速くしたけどまだ明るすぎるよ』
いくつかの条件が揃うと、そんなこともあるかもしれません。
いくつかの条件とは、
要は、めちゃくちゃ明るい場所で、開放値F1.8とかF1.4のレンズを使っていると、シャッタースピードでMAXの1/4000にしてもまだ明るいことがあります。
(上位機種だとSS…1/8000までついてたりするので解決できるのですが、エントリーモデルは大体SS…1/4000までです)
そんな時は、仕方ないので絞りを少し絞って適正露出に近づけましょう。
あるいは、NDフィルターを付けて暗くするという方法もあります。(初級編なので割愛します)
【応用編】『適正露出』が必ずしも正解ではない!
今まで書いてきた撮り方はあくまでも基本です。
適正露出は綺麗な写真は撮ることができます。
しかし、悪い言い方をすると『可もなく不可もない写真』です。
場合によっては面白みに欠けることもあります。
でも、この撮り方を身につけていれば、応用することができます。
マニュアル設定の楽しいところは
『あなたのイメージした写真が撮れる!』
ということです!
必ずしも適正露出で撮る必要はありません!
あなたの意思で、
アンダー寄りな写真にしたり、
敢えて露出オーバーにしたりすることも可能です!
例えば、真っ赤なバラはアンダーがよく似合います。↓↓↓↓
適正露出を無視してシャッタースピードをクルクル回してみましょう!
きっと『あなただけの撮りたいイメージ』が見つかると思います!
そうすると写真がもっと楽しくなりますよ!
晴天の撮影 まとめ!
晴天時はこの手順で露出を決めましょう!
①ISOは100
②絞りは開放
③シャッタースピードで適正露出にする。
適正露出が分からない時は、
『露出のインジゲーター』を参考にしながらシャッタースピードを決める!
どうしても明るすぎる時は、
少し絞って暗くする!
基本を身につけたら、
『あなただけの撮りたいイメージ』
で撮ってみましょう!
曇天の写真の撮り方はこちら。↓↓↓↓
お花写真館!(晴天時撮影)
全て、ISO…100・絞り…開放(F1.8)でSSのみ変えながら撮ってます!
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/1600 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/1250 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/2500 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/1000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/1000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/1250 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
この写真は全てこのレンズで撮りました。↓↓↓↓
キヤノン EF 50mm F1.8 STM
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