暖かい日が増えてくるとカメラを持ってお出かけしたくなりますね。
冬の間はビオラばかり撮ってましたが、ようやく梅の花が咲き始めました!
なんとなくワクワクしてくる今日この頃です。
梅のお花を撮ったことのある方は分かると思いますが、意外と難しいですよね…
今回は、そんな梅の花の撮り方を紹介していきます!
梅の撮り方!基本は2つ!
基本はこの2つを押さえておきましょう!
①主役を決める!
②絞りは解放!
まずはこの2つを意識することで梅の可愛らしさを表現できると思います!
少し具体的に見ていきましょう。
①主役を決める!
基本的にお花全般に言えることですが、中途半端に欲張ると何を撮りたかったのか伝わらない写真になってしまいます。
梅などの小さなお花は特にそれが顕著に表れてしまいます。
例えばこんな感じ。↓↓↓↓
欲張りすぎてあれもこれも入れてしまうと、どれが主役か分からない写真になってしまいます。
これだと目が止まる場所がないですね。SNSでも素通りされてしまいます…
基本は1輪に絞って撮ってみましょう!↓↓↓↓
誰が見ても一目で主役が分かりますね!
これだと梅の可愛らしさが伝わってきます!
SNSでも目を止めて見てもらえるでしょう!
この時のワンポイントアドバイスは、
『主役をど真ん中に持ってこない』
これだけ気をつけましょう。
そうすることによって、余白が生まれてくるのでその余白(背景)で遊ぶことができます。
②絞りは解放!
これも小さなお花を撮る上で必須の条件ですね!
絞りを解放にすることによって、『背景ボケ』や『前ボケ』を作ることができます!
そうすることによってよりお花を強調することができ、さらにあなたの撮りたいイメージを写真に込めることができます!
絞りについてはこちらの記事に詳しく書いてます。
↓↓↓↓
ちなみにこの写真の設定はこんな感じです。
⬇️SS…1/500 F…1.8 ISO…100
マニュアル設定の手順はこんな感じ。(簡単ですよ)
背景をボカしたいので、絞りは解放!
日中の外であれば、ISOは100!
SSで好みの明るさに調整!
この手順通りやれば意外と簡単ですよ!
背景にこだわろう!
基本の背景。
梅は地面に咲くお花と違って木になるお花です。
だいたい人の目線かそれ以上の高さに咲いてます。
それゆえ背景が難しいです。ごちゃごちゃしちゃうんですよね…
これがそう。↓↓↓↓
悪くはないのですが、ごちゃごちゃしてあまり綺麗な背景ではないですね。
そこで、いろんな背景を試しながら撮ってみましょう。
例えばこの場所。↓↓↓↓
主役はレンズ前の梅の花。
背景は後ろのグレーの石段にしました。
するとこんな感じ。↓↓↓↓
枝の流れる感じと石段のグレーの背景がいい感じになりました!
次はここ。↓↓↓↓
主役はレンズ前の縦2輪のお花。
背景は梅のピンクを使いたい。
こんな感じに撮れました。↓↓↓↓
なかなかいい感じですね。
ここでは設定にひと工夫しました。
シャッタースピードを少し遅くして明るさを出すことによりなるべく綺麗なピンクの背景になるようにしました。
具体的に写真で見ていきましょう。
⬇️SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
背景に濃淡があるとごちゃごちゃして見えますね…
⬇️SS…1/2000 F…1.8 ISO…100
少し明るくなりました。もうちょっと行けそう。
⬇️SS…1/1600 F…1.8 ISO…100
SS…1/1600まで遅くするとだいぶ柔らかなピンクになりましたね!
これ以上明るくするとお花自体が『白飛び』しそうなのでこれくらいまでにしときました。
3枚を比較すると。↓↓↓↓
一目瞭然ですね!
シャッタースピードを変えるだけでこんなにも写真は変わります。
シャッタースピードをクルクル回しながら好みの色合いを見つけて行きましょう!
(*あくまでもメインはお花です。お花が『白飛び』しないように気をつけましょう)
今度はこの梅。↓↓↓↓
神社に咲いてるしだれ梅!さすがお手入れが行き届いてて立派ですね!
(この引きの絵も迫力があって好きです)
さぁ、主役のお花を決めたら背景を探しましょう。
まずはこんな角度から。↓↓↓↓
青空バック。
⬇️SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
ブルーとピンクは相性バツグンですね!
主役は変えずに背景のみかえてみます。↓↓↓↓
梅の花バック。
⬇️SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
梅の花のピンクをバックにすると優しい雰囲気になりました!
現場の状況に合わせていろんな背景を試しながら撮ってみましょう。
きっとしっくりくる背景が見つかると思いますよ!
幻想的な黒バック。
このブログではもうお馴染み『黒バック』は欠かせませんね!
『幻想的・妖艶・神秘的』そんな雰囲気を表現できます。
そして、人とはかぶりにくい撮り方なので、SNSでも目をひく写真になります!
⬇️SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
妖しい雰囲気がなんとも言えませんね!
カッコいい!!
⬇️SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
横から夕日を浴びてた梅の花です。
哀愁すら感じられます。
梅のお花で『妖しさ』や『哀愁』を表現できるのも黒バックならではですね!
ちなみに『黒バック』の黒はほとんどの場合日陰です。
先ほどの紅梅はここで撮ってます。↓↓↓↓
バックは日陰というか木の茂みですね。
『黒バック』の詳しい撮り方はこちらから⤴️
アップで撮ってみよう!
僕が使ってる50mmの単焦点レンズだと大きく写せてもせいぜいこれぐらいです。↓↓↓↓
これはこれで満足なのですが、こればかりだと似たような写真ばかりになってしまいます…
そこで、たまにはアップで撮ってバリエーションを増やしたいものです。
もっと大きくするには??
①マクロレンズを使う!
②思い切ってトリミング!
①マクロレンズでアップを撮ろう!
僕が使ってるマクロレンズはこれ!
EOS M 専用
EF-M 28mm F3.5 マクロ IS STM
これだと好きなだけ寄れます!
こんな感じ。↓↓↓↓
今までと違い、迫力のある梅の花になりましたね!
マクロレンズは1本持っておくと本当に使えますよ!
神秘的なマクロレンズの作例はこちらから⤴️
②思い切ってトリミングしよう!
『マクロレンズなんか持ってないよ!』
って方には手っ取り早くトリミングがオススメです!
『トリミング邪道だ!』って方も多いと思います。。。
その気持ちも分かりますよ。こだわって撮った構図だったりしますからね。
でも、意外とあなどれないですよ。
失敗写真が蘇ったりします。www
例えばこの写真。↓↓↓↓
背景がなんとなくごちゃごちゃしてて、なおかつ構図が『日の丸構図』で面白味がない…
このままだと日の目を見ることのない写真です。
でも思い切ってトリミングすると、
こんな感じ。↓↓↓↓
暗めのバックにピンクが映えてますね!
2つの玉ボケがなかなかいい感じです!
見ての通り、どちらも元は同じ写真です。
これならSNSにもUPしたくなりますね。
しかも2パターンもできました!
時には大胆なトリミングもアリだと思いますよ!
但し、トリミングには1つだけ条件があります。
それは『ピントがしっかりあってること!』
ピントが合ってなかったら、拡大するととても悲惨な写真になっちゃいます…www
密集した梅も可愛いよね!
画面いっぱいに梅で埋めたい!(ダジャレじゃないよwww)
お花が密集する姿って梅に限らず可愛いですよね!
でも梅の場合それがなかなか難しかったです。
普通に撮るとこんな感じなんですよねぇ。↓↓↓↓
なんか面白味がない…
主役もはっきりせず、立体感もなくベタッと平面な感じがします。
そこでいつもの『前ボケ』を使って立体感を出しましょう!
(梅のお花で『前ボケ』は意外と難しかったです)
おそらく咲き方の問題なのでしょうね!?
手間にボカせそうな梅がなかなか無い…www
でも頑張りましたよ!
こんな感じに撮れました。↓↓↓↓
これなら、密集して咲き誇る梅の感じを表現できました!
前ボケのおかげで立体感も出たし、主役もちゃんと分かりますね!
先ほどの写真とは大違いです!
『どうやって撮ったかって?』
なるべく横を向いてるお花を選んで、かなり角度を付けて、斜めから撮ってみました。
こんな感じです。↓↓↓↓
レンズの真ん前のお花が『前ボケ』ですね!
他にもこんな感じ。↓↓↓↓
立体感がなんとも言えませんね!
うん!満足です!
ピント合わせは至難の技?
梅のお花は、小さい上に風でゆらゆら揺れるのでピントがずれることもしばしば…
絞りを開放にすると特にずれやすいです。
絞り開放 = 背景がボケやすい
ということは、ピントの合う域が狭いということです。(専門用語でいうと被写界深度が浅いと言います)
したがって、お花が風で動いたり、カメラを持つ手が動いたりするとそれだけでピントがずれてしまいます。
これは初心者だからというものではありません。
誰しもそうだと思うので、凹む必要はないですよ!
ちなみに僕もよくこんな写真になります。↓↓↓↓
拡大するとモヤモヤっとしてますね…
明らかにピントずれです。
これを解消する1番の方法は、、、
これに尽きます。www
同じ構図で大体3~4枚は撮っておきます。
そしたら1枚はピントがドンピシャ合ってるものがありますよ!
(現場ではOKと思っても、お家のPCで見るとずれてたりすることも多々あります)
結局の所、数撃ちゃ当たる!ですね!www
梅のお花写真館!
今回使ったレンズ!
今回使ったレンズはこの2本。
①EF 50mm F1.8 STM
②EF-M 28mm F3.5 マクロ IS STM
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