マニュアル設定の手順!簡単3ステップ!
『シャッタースピード』『絞り』『ISO』
実際、どんな設定で撮ればいいの?
今回は、お花の写真の写真を例にあげながら、
マニュアル設定の手順を紹介していきます!
まずはこちらの写真を見て下さい。↓↓↓↓
⬆️SS…1/250 F…1.8 ISO…100
⬆️SS…1/2000 F…1.8 ISO…100
この2枚の写真、実は設定に共通点があります。
どちらも『F1.8』『ISO 100』になってます。
これは『絞り』と『ISO』をあらかじめ決めておき『シャッタースピード』を変えながら自分の好みの明るさを作っていくという撮り方をしています。
この撮り方は、簡単に変えられる『シャッタースピード』で明るさを作っていくので、操作性が簡単でスピーディという利点があり、カメラ初心者にオススメしています。
それでは、それぞれの設定の手順を見ていきましょう!
①まずは『絞り』を決定しましょう!
どんな写真を撮りたいかによって絞りを決めていくのですが、
お花を『ふんわりやわらか』に撮りたいなら答えは一つ!
絞りを開放にすることにより、
背景がボケやすくなり、『ふんわりやわらか』な印象になります!
そもそも絞りとはレンズの性能なので、レンズによって最小値は異なってきます。
単焦点レンズなら、1.8とか2.8とか。
ズームレンズなら、3.5~5.6ぐらいが開放の状態だと思います。(ズームにすると数値が上がります)
それぞれの開放(最小値)に設定しましょう!
②次は『ISO』を決定しましょう!
『ISO』は、ひとことで言うと明るさの調整です。
もう少し具体的にいうと、その環境に合った明るさに設定するというイメージでしょうか。
例えばお花を撮る環境を想像してみて下さい。
晴れた日のひまわり・木陰に咲いたあじさい・室内の一輪挿し…
それぞれの環境で元々の明るさが全く違いますよね。それを『ISO』で適正値に合わせていくというイメージです。
少しはイメージが湧きましたか?それとも、ちょっとポカーンとなってきました??
大丈夫です!こんなうんちくは知らなくてもお花は撮れます。www
ズバリ、
⬇️SS…1/2000 F…3.5 ISO…100
⬇️SS…1/200 F…3.5 ISO…200
⬇️SS…1/100 F…3.5 ISO…6400
最初は、これを目安に撮ってみて下さい。
そして、慣れてきたら状況を見ながらISOを上げたり下げたりしてみると、少しずつイメージがつかめてくると思います。
(*ちなみにこの3枚の写真で使ってるレンズの開放は『F3.5』です。)
③最後は、シャッタースピードで調整しましょう!
『絞りは開放』『晴れた日ならISOは100』とりあえずこれに固定してみましょう!
そして、
ちょっと幅が広いですね…www
というのも、『絞り』の開放値がレンズによって異なるので、
あなたのレンズがF1.8なのかF3.5なのかによってかなりの差が出てきます。
したがって幅を持たせてます。
例えば、
まずは1/800で撮ってみましょう。
明る過ぎれば、1/1000・1/2000といった具合に上げていきましょう。
→→そうすると暗くなります。
暗過ぎれば、1/500・1/200といった具合に下げていきましょう。
→→そうすると明るくなります。
前回のおさらい↓↓↓↓
1/100・1/500・1/1000・1/4000
⬅︎⬅︎明るくなる 暗くなる➡︎➡︎
⬅︎左に行けば明るくなる右に行けば暗くなる➡︎
マニュアル設定の手順 まとめ
マニュアル設定の手順は、
・絞りは開放!
・ISOは100!木陰なら200〜400!
・シャッタースピードは1/800から始めて好みに調整!
この簡単3ステップで撮ってみて下さい!
決して難しくはないハズですよ!
下の写真にマニュアル設定の数値を書いてます。
参考にしながら見て下さいね!
SS…1/640 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/200 F…3.5 ISO…200 ↓↓↓↓
SS…1/2500 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
この記事内で使用したレンズはこの2本。
・EF 50mm F1.8 STM
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このレンズの『レビュー&作例』はこちら。↓↓↓↓
・EF M 28mm F3.5 マクロ IS STM
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マニュアル設定の手順。知っておいて損はない豆知識!
余裕がある方はこちらまで!
①シャッタースピードの注意点!
シャッタースピードを遅くすると明るくなるのですが、
遅くしすぎると手振れの原因になります。
→→しっかりとカメラをホールドし、脇をしめて撮る癖をつけましょう!
②絞りの注意点!
『絞りを開放』にすると背景がボケやすいというのはもう覚えましたね。
別の言い方をすると、、、ピントの合う範囲がせまいということです!
→→ピントを合わせたあとに前後に動かないように気をつけましょう。
あと一番のコツは、
同じ構図で何枚も撮っておくことです!
3~5枚撮っておけば一枚は『おっ!!!』って写真が撮れてるハズです!www
③ISOの注意点!
『ISO』を上げると明るくなります。しかしその弊害もあります。
ISOを上げると画質が荒くなります。(ノイズが出るなどと言い、表面がザラザラした感じになります)
対策として、
・シャッタースピードを手振れしないギリギリまで下げる。
・あるいは、少し暗いけどISOを1000ぐらいで抑える。
ということになるのですが、、、
ここで優先順位!
手振れの写真・・・❌
暗い写真・・・▲
画質が落ちても明るい写真・・・⭕️⭕️⭕️
この捉え方に個人差はありますが、
私は怖がることなくISOを上げて明るい写真を撮っていいと思います!
(ISOによる画質のノイズを気にするのは、特大ポスターを作るときぐらいでいいと思いますよwww)
今回はこれにて終了です。
『せっかくデジカメを買ったなら、スマホじゃ撮れない写真を撮ろう!』
この為にもマニュアル設定をマスターして、
カメラライフをより楽しいものにしましょう!
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