今回は【番外編】として
『スマホじゃ撮れない夜景の撮り方!』を解説していきます。
実は簡単にスゴイ写真が撮れちゃうのが『夜景』です!
だまされたと思ってこの記事の通りに撮ってみてください!
一気に上級者っぽい写真が撮れますよ!
夜景撮影に必要な機材!
・フルサイズ一眼。
・Lレンズ。
・ストロボ。
・トランスミッター
・アンブレラ。
・ソフトボックス。
・ライトスタンド。
なんじゃこりゃと思ったあなた、安心してください。
こんな機材一切必要ありません。笑
必要なのは、
・ミラーレス一眼。
・キットレンズ。
・三脚。
この3点でカッコいい夜景は撮れます!
僕が使ってる機材はこれ↓↓↓↓
・ミラーレス一眼…キヤノンEOS M
・キットレンズ…EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
・三脚…SLIK
この記事の夜景は全てこの機材で撮ってます!
カメラとレンズは残念ながら共に生産終了。
後継機は
EOS M100
EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMってとこですかね!
ちなみにカメラ本体は、
マニュアル設定ができるカメラならどれでもOKです。
もちろんEOS Kissなどの一眼レフ、フルサイズ一眼レフでもOKです。
レンズは広角を使いたいので、
10〜20mmぐらいがあれば単焦点レンズでもズームレンズでもどちらでもOKです。
三脚は『SLIK』というメーカーが好きでずっと使ってます。
なぜかって?
見た目がカッコいいでしょ!!笑
フルサイズ一眼のことまで考えるとこれくらいのクラスの三脚がいいと思います。
ミラーレスなら小型の三脚でも十分使えますよ!
スマホじゃ撮れない夜景の撮り方!ポイントは3つの設定!
夜景を撮るにあたってこの3つの設定を行いましょう!
①ホワイトバランスの設定!
②セルフタイマーの設定!
③手ブレ防止OFF設定!
少しの手間で写真は劇的によくなります。
どれも簡単な設定なので是非とも挑戦してみましょう!
①ホワイトバランスの設定!
まずはホワイトバランス(WB)の設定をしましょう!
ホワイトバランスって何?って方はこちらの記事⤴️
(設定方法まで詳しく解説してます)
夜景にオススメのホワイトバランスは
『白熱電球』や『白色蛍光灯』です!
ブルーやパープルが強くなるので、
海辺や空が入ってる夜景に超オススメです!
その場の状況に応じて、いろいろ試しながら好みのWBを探してみるといいでしょう。
ホワイトバランスを変えるだけでこんなにも変わります。↓↓↓↓
⬇️ホワイトバランス『オート』(AWB)
⬇️ホワイトバランス『白色蛍光灯』
一気に幻想的で美しい夜景に変わりましたね!
(*WB比較用に手持ち撮影で撮った写真です。作品としてのクオリティは無視してください…)
ほんの少しの手間でこんなにも変わります!
これはWB設定しないわけにはいかないですね!
ちなみにこれ以降の写真はすべてWB『白熱電球』か『白色蛍光灯』で撮ってます。
②セルフタイマーの設定!
今回の撮影は、
三脚+スローシャッターが前提です。
三脚にカメラを載せて撮影するのですが、
スローシャッターの天敵は『ブレ』です。
シャッターボタンを押す振動だけでも簡単にブレてしまいます。
そのため
『セルフタイマー2秒』に設定しておきます。
シャッターボタンをそっと押せば、2秒あればブレはおさまります。
一眼レフの場合は必ずライブビューで撮影しましょう!
(ライブビューとは、ファインダーを覗く撮り方ではなく、液晶モニターに映して撮る撮り方です)
でないとミラーショック(ミラーが跳ね上がる時の振動)でブレが生じます。
『セルフタイマー2秒』で撮った写真。↓↓↓↓
拡大してみると。↓↓↓↓
SS…10秒ですが、まったくブレてませんね。
ピシッとして気持ちがいいです!
他の方法としては、
リモコンを使ったり、
wifi 付きのモデルであればスマホと同期させて『スマホシャッター』にするとブレを抑えることができます。
ちなみに僕はリモコンは持ってません。
スローシャッターの時はいつも『セルフタイマー2秒』で撮ってます。
③手ブレ防止OFF設定!
『えっ??』と思った方も多いのでは?
さんざん『ブレが天敵』とか言いながら今度は『手ブレ防止をOFF』にしろと…www
そうなんです!
実は三脚にカメラを固定してる時は、
手ブレ防止機能が誤作動することがあるのです。
それによって、まれにブレてしまうことがあります。
したがって三脚使用時は手ブレ防止機能をOFFにしましょう!
操作方法は簡単です。
メニューの中に『レンズの手ブレ補正』という項目があるのでそれを『切』にすればOKです。
またレンズによっては、レンズのサイドにON/OFFの切り換えスイッチがあるものもあります。
マニュアルモードでスマホじゃ撮れない夜景を撮ろう!
撮ってるのはこんな場所です。↓↓↓↓
ケータイで撮るとこんな感じで、足元もよく見えないくらい真っ暗な場所です。
今回の撮りたいイメージは
①明るく綺麗な夜景を撮りたい!
②水面のリフレクション(映りこみ)を撮りたい!
③ボカさずクッキリと撮りたい!
これを実現するために
『シャッタースピード』
『絞り』
『ISO』
この3つの設定を決めていきましょう!
『シャッタースピード』の設定は??
①と②をうまく表現するには
シャッタースピードをできるだけ遅く(長く)する必要があります。
まず、SSを遅くすることにより明るさをキープすることができます!
更に、リフレクションはSSを遅くすればするほど、なめらかで美しく表現できます!
参考までに、
SS…1/20 と SS…10秒 のリフレクションの比較です。↓↓↓↓
一目瞭然ですね!
SS…10秒の方が水面がなめらかで氷上のように綺麗に映り込んでますね!
もちろん明るさもキープできてますね!
ですから今回は
『SS…10秒!』というのを軸にしたいと思います。
これを軸にして他の設定を決めていきましょう!
『絞り』と『ISO』の設定は??
残りの撮りたいイメージは
③ボカさずクッキリ撮りたい!
でしたね。そのためにはしっかり絞る必要があります。
したがって『絞り』5.6以上に設定しましょう!
SS…10 F…5.6以上
ここまで決まればあとは簡単です。
ISOで好きな明るさに調整していきましょう。
夜景の明るさにもよりますが、ISOは100〜800ぐらいの間で試してみるといいでしょう!
⬇️SS…10 F…5.6 ISO…100
ISO100だとまだ暗いですね。
⬇️SS…10 F…5.6 ISO…200
ISO200。このくらい明るい方が綺麗ですね!
SSが10秒もあれば、ISOはこんなに低くても十分夜景は撮れます。
⬇️SS…10 F…9.0 ISO…800
F…9 まで絞ってみました。
(絞ったぶんISOを上げて明るさをキープしてます)
『F9.0まで絞った理由は??』
絞りを変えることによってクッキリ感が変わるハズです。
F5.6 と F9.0 で撮り比べたのですが、F9.0 の方がクッキリしてるハズなのですが、違いが分かりましたか?
拡大してみたけど、、、
『うーん、僕には違いが分からない…』
残念ながら、F5.6 とF9.0 ではその違いは分かりませんでした…www
これぐらいの違いなら好みでいいかなぁと思います…
夜景撮影のまとめ!
高額な機材は必要ありません。
①必要なのは、
ミラーレスでも十分です!
広く風景を入れたいので10〜20mmぐらいが使えれば単焦点でもズームレンズでも大丈夫。
カメラのサイズに合わせて選びましょう。
②カメラの設定は、
夜景にはブルー系がオススメです。
これでブレを抑えましょう。
誤作動でブレが生じる可能性があります。
③マニュアルモードの設定は、
これを軸にしましょう。
ボカさずクッキリ撮りましょう。
低いISOで画質も綺麗になります。
キットレンズで撮る夜景写真館!
⬇️SS…10 F…9.0 ISO…400 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…10 F…9.0 ISO…400 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…10 F…5.6 ISO…200 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…10 F…9.0 ISO…400 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…10 F…9.0 ISO…400 WB…白熱電球
最後に大切な注意点!
撮影が終わったら、カメラの設定を戻しておきましょう!
カメラで3つの設定をしたのを覚えてますか?
①ホワイトバランス
②セルフタイマー
③手ブレ防止機能
この3つを必ず戻しておきましょう!
でないと次の撮影で焦りますよ。www
僕はよく戻し忘れます…
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