刻々と空の色が変化していくマジックアワー。
今回はキットレンズ(18-55mm F3.5-5.6)でマジックアワーをいかに綺麗に撮るか。
その撮り方を紹介していきます。
Photoshopなどの編集は一切なしの全てミラーレスでの撮って出しです!
マジックアワーの基本構図はこれでOK!
構図のポイントはこの2点を押さえておけば大丈夫!
①水平線を水平に!
②水平線は画面下!
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①水平線を水平に!
これは言葉通りですね。www
水平線をきちんと水平に保ちましょう。
当たり前のことのように感じますが、
実はこれが出来てない写真が結構多いのですよ。
水平が保たれてないと、何となく不自然な写真になってしまいます。
こんな感じ。↓↓↓↓
これだとバランスが悪く不安定な写真になってしまいますね。
海水が流れてきそうです。www
画面にグリッドを表示して、意識して水平を保つように普段から心がけましょう!
水平線をまっすぐにすると。↓↓↓↓
どっしりと安定感が出ますね!
安心して見てられます。
②水平線は画面下!
『マジックアワーの醍醐味は何ですか?』
『一番の醍醐味は、空が美しくグラデーションに変化している様子でしょうね!』
したがって空をたくさん入れた構図を作りましょう!
ここでもポイントになるのが『グリッド表示』
グリッドの下のライン(画面の下1/3)よりも下に水平線を合わせると、とてもバランスのいい構図になります!
このラインですね。↓↓↓↓
いわゆる『三分割法』というやつです。
構図の名前はどうでもいいのですが、
このラインに水平線を合わせて撮るとこんな感じになります。↓↓↓↓
すごくバランスが良くて、気持ちのいい構図ですね!
海や空を撮るときには最適な構図です。
ちなみに海をメインに撮りたければ、上のラインに水平線を持ってくるといいでしょう!
こんな感じ。↓↓↓↓
オレンジに染まる海も綺麗ですね!
水平線の位置を変えるとどうなるのか比較してみよう!
さぁ、ここからが僕のブログの醍醐味!
実際に比較検証してみましょう!
水平線の位置を、
①水平線、ど真ん中。
②水平線、下1/3。
③水平線、画面一番下。
この3つで撮り分けてみました。
結果は、、、
①ど真ん中。↓↓↓↓
面白みに欠ける構図です…
夜景のリフレクションでもあれば上下対象もありでしょうが、この場合は論外ですね。
②下1/3。↓↓↓↓
水面に夕日の映り込みでもあればこの構図も綺麗だったでしょうね。
③画面一番下。↓↓↓↓
汚い海は大きく削って、綺麗な空を大胆に持ってきました!
迫力のある構図になりましたね!
構図を変えることによって何を撮りたかったのか、あなたの意思が伝わる写真になります!
ホワイトバランスで幻想的なマジックアワーを表現しよう!
オレンジからピンク、パープル、そして濃紺へ。
美しいマジックアワーですね!
この写真、一切編集なしの撮って出しです!
じゃあ、ただシャッターを押せばこうなるのかと言えば、、、
答えは『NO』です。
普通に撮るとこんな感じになります。↓↓↓↓
これでも十分、美しいマジックアワーですけど…
でも、もう一味スパイスが欲しい。
そんな時に、カメラの設定を一つだけ触ってみましょう!
このブログの常連のあなたなら、もうお分かりですね!
そう!『ホワイトハウス』の設定です!
ホワイトバランスって何?って方はこちらの記事を参照⤴️
マジックアワーに使えるホワイトバランスはこの3つ!
①白色蛍光灯!
②白熱電球!
③くもり!
それぞれ詳しく見ていきましょう!
①白色蛍光灯!
白色蛍光灯にすると、パープルが強調された色合いになります。
夕日のオレンジを中心に徐々にパープルに染まっていく空と海。
幻想的で現実離れした雰囲気を演出してくれます。
②白熱電球!
白熱電球にするとブルーが強調された色合いになります。
オレンジから離れるにしたがって増していく濃紺の闇。
誰もいない静寂な雰囲気を醸し出してくれます。
実際はカップルがたくさんいましたけど…
③くもり!
くもり(もしくは日陰でも可)は夕日のオレンジを強調したい時に最適です!
ただし、空のブルーが少し濁った色合いになりがちです。↓↓↓↓
思いきって空を省きアップで夕日を撮ってみましょう。↓↓↓↓
オレンジの部分だけが残るので、見事な夕焼けを表現することができました!
アップで撮るならホワイトバランスは『くもり』や『日陰』がオススメです。
ホワイトバランスは状況に応じて使いわけよう。
残念ながらホワイトバランスに100%はありません。
どういうことかと言うと、同じホワイトバランスでも環境が変わるとまた違った雰囲気になることがあります。
例えば、別の日に別の場所で撮った写真。ホワイトバランスは『白色蛍光灯』↓↓↓↓
悪くはないのですが、少し不自然なパープルになってます。
『白熱電球』で撮ると。↓↓↓↓
これも少し不自然なブルーですね。
こんな時は、後付けでキャプションを付けてごまかしてみましょう。www
『都会の冷たい海。冷えきった心がさらに凍りつく。人の温もりが恋しくなった。次の連休は田舎の家族にでも会いに行こうか。』↓↓↓↓
そんな後付けキャプションを付ければ、何となくそれっぽくなりました⁉︎www
キャプションはさて置き、ホワイトバランスを触るときは出来るだけたくさんのホワイトバランスを試しておきましょう!
その中で、その日その場に最適なものを選ぶといいと思います。
場合によっては、ホワイトバランス『オート』が一番いいときもありますもんね。
マジックアワーのマニュアル設定は?
マジックアワーは、刻一刻と明るさが変わっていきます。
当然それに合わせてマニュアル設定も変えていく必要があります。
ここでは一番簡単な設定の仕方を紹介していきます。
本当に簡単ですよ!
まず肝心なのは最初の設定です。
まだ太陽がある状態から撮影スタートとします。
その際の最初の設定は、
こんなところからのスタートでいいと思います。
⬇️SS…1/100 F…8 ISO…100
今回は背景ボケも前ボケもありませんので、絞りを開放にする必要はありません。
したがって、しっかり絞ったところ(F8)からスタートしました。
(*これが後々のポイントになります)
少し暗くなってきたら設定を明るくする必要があります。
先程しっかり絞ってたので、それを少し開けて明るくしましょう。(SSとISOはそのままでOK)
⬇️SS…1/100 F…6.3 ISO…100
陽が落ちて、さらに暗くなりました。
簡単です。絞りをもう少し開けて明るくしましょう。(SSとISOはまだそのまま)
⬇️SS…1/100 F…5.6 ISO…100
さらに暗くなったら、絞りをもっと開けましょう。
⬇️SS…1/100 F…4.5 ISO…100
最初にしっかり絞ったところからスタートして、時間と共に絞りを少しずつ開けていく。という撮り方です。
これなら出来そうでしょ⁈
ちなみに絞りが開放までくると、もうこれ以上絞りでは明るくできません。
その際はISOを200・400と上げて明るさをキープするといいでしょう。
マニュアル設定をもっと知りたい!って方はこちらの記事がオススメです。↓↓↓↓よく読まれてます!
『マジックアワーの撮り方』まとめ!
①構図
水平をしっかり保つ!
水平線を下から1/3の間に収める!
②ホワイトバランス
幻想的な白色蛍光灯
静寂感のある白熱電球
夕日のアップはくもり
③マニュアル設定
マジックアワー写真館!
全て無加工・撮って出しです。
⬇️SS…1/100 F…5.6 ISO…100 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…1/100 F…7.1 ISO…100 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…1/100 F…7.1 ISO…100 WB…白熱電球
⬇️SS…1/100 F…7.1 ISO…100 WB…くもり
⬇️SS…1/100 F…6.3 ISO…100 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…1/100 F…4.5 ISO…100 WB…白熱電球
⬇️SS…1/100 F…9.0 ISO…100 WB…白色蛍光灯
⬇️SS…1/100 F…8.0 ISO…100 WB…白色蛍光灯
合わせて読みたい『簡単夜景の撮り方』はこちらの記事です。↓↓↓↓
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