『シャッタースピード・絞り・ISO』
突然ですが、
『あなたは何をどう撮りたいですか?』
写真において、何をどう撮るかを決める最も重要な要素は、
① シャッタースピード
② 絞り
③ ISO
この3点です!
逆に言うと、この3点を理解すれば
『あなたの撮りたい』を形にできるのです!
まずは『シャッタースピード・絞り・ISO』この3つの役割を理解して、
あなたの意図した写真を撮ってみましょう!
① シャッタースピードの役割!
シャッタースピード(SS)とは、シャッターが開いてる時間のことです。(単位は秒)
したがって、
しかし、
SSの役割は明るさの調整だけではないのです。
SSを変えることによってしか撮れないイメージというものがちゃんとあります。
ズバリ、
『動きもの』です!
先にも述べたように、SSはシャッターが開いてる時間のことです。それを踏まえて、、、
例えばこんなイメージの写真。
『野球でバッターが打つ瞬間をピッタリ止めた写真を撮りたい。』
これを遅いSSで撮ってしまうと、当然動きはブレちゃいますよね。
ピッタリ止めるには、速いSSが必要になります。
あるいはこんなイメージ。
『走ってる車のテールランプを赤い帯のように撮りたい。』
⬆️SS…4秒 F…5.0 ISO…100
走ってる車を速いSSで撮っても光は流れません。
赤い帯のように流れるテールランプを表現するには遅いSSが必要になります。
こういう風に動きもので撮りたいイメージがある時は、
SSを最優先に決めてから、他の設定を決めていくという手順になります。
『シャッタースピード』をもっと詳しく知りたい方はこちら。↓↓↓↓
② 絞りの役割!
『撮りたいイメージ』で一番大きな要因を持ってるのは、
『絞り』ではないでしょうか!
このブログの中で『絞りは開放』という言葉を呪文のように唱えてきました。
が、、、
『そもそも開放にしたらどうなるの?』
『どんな時に絞ったらいいの?』
そんな疑問が湧いてくると思います。
そもそも絞りとは、レンズの性能で
という性質があります。
例えば、お花を撮るとき。
『あなたはどんなイメージで撮りたいですか?』
『背景をボカし主役のお花を引き立てる』
こんなイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか。
⬆️SS…1/640 F…1.8 ISO…100
このイメージで撮るには『絞りは開放』が前提です!
それを軸にして、SSとISOを決めていくという手順がいいでしょう!
したがって『絞りは開放』という言葉を唱え続けてきました。
『じゃあ、いつ絞るの?』
絞るとボケにくくなります。したがって、
隅々までしっかり表現したい時に絞るといいでしょう。
例えば、広大な風景。海に沈む夕日…などなど。
⬆️SS…1/160 F…8.0 ISO…200
⬆️SS…1/200 F…10 ISO…100
こんな時はしっかり絞って撮るといいでしょう。
ちなみに、
ボケにくいということは、ピントの合う範囲が広いということです。
比較するとこんな感じ。↓↓↓↓
絞った方(F8.0)は、花びらの先端までしっかり表現できてますね!
『絞り』をもっと詳しく知りたい方はこちら。↓↓↓↓
③ ISOの役割!
『ISO』はカメラのセンサーの性能(元々はフィルムの性能)で、強制的に明るくすることができます。
SSや絞りとは違って、
ISOありきでイメージを作っていくということはあまりないです。
ISOを上げると明るくなるのですが、
上げすぎると、画質がザラザラした感じになってしまいます。
したがって、ISOは必要でない限り低い数値にした方が無難です。
しかし、どうしてもISOを上げざるを得ない場面もあります。
例えば、
室内や、夜間の撮影など、もともと暗い場所で明るく撮りたい場面です。
こんな時はISOが活躍します。
⬆️SS…1/200 F…1.2 ISO…6400
明るく撮るためには、
絞りを開放にし、SSを遅くするのですが、
SSを遅くしすぎると手ブレの原因になったり、
動きものだと被写体がブレてしまったりします。
そういう時にISOを上げて、明るさをキープするといいでしょう。
(上の写真は夜8時、着陸直前の飛行機が頭上を通り過ぎる瞬間です。飛行機がブレないように少しでもSSを速くしたいけど、速すぎると暗い写真になってしまいます。そのためISOを6400まで上げ、明るさを保っています)
ISOで明るくすることにより、
SSをブレない速さまで稼ぐことができるのです。
このことを『シャッタースピードを稼ぐ』といいます。
よく使うフレーズなので覚えておきましょう!
『ISO』をもっと詳しく知りたい方はこちら。↓↓↓↓
まとめ!
『SS・絞り・ISO』どれも明るさの調節なのですが、
それぞれに特徴があるのが分かりましたか?
この特徴を理解すると、
『あなたの撮りたいイメージを形にできる』のです!
『こう撮りたいから、最優先にするのはコレだ!』
そんな感じでマニュアル設定をしていくと、きっとあなたのイメージした写真が撮れると思います!
ぜひマニュアル撮影にチャレンジしましょう!
『マニュアルモードの設定方法』はこちらの記事に詳しく書いてます。
カメラ初心者でも必ず分かるように書いてます。↓↓↓↓
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