暑くて外撮りできない…
雨だとカメラが濡れちゃう…
忙しくて日中に写真が撮れない…
それなら夜にお家で撮っちゃおう!
今回は夜の室内で『幻想的』&『アート』なお花の撮り方を紹介していきます!
ノーストロボでライティング?黒バックで幻想的に!
真っ赤なお花は『黒バック』がよく似合いますね!
実はコレ、条件さえ揃えばめちゃくちゃ簡単に撮れます。
今回使う小道具はこちら。↓↓↓↓
必要な条件は、、、
『スタンドライト』と『濃いめのカーテン』
時間は夜ならいつでもOK!
内臓ストロボは使わない!
*お花は生花にこしたことはありませんが、今回は造花を使ってます。
さぁ、さっそく撮っていきましょう!
手順はザッとこんな感じ。
①カーテンから1.5mほど離した場所にお花を置きます。
②お花に斜めに光が当たるようにスタンドライトを置きます。
③部屋の照明は全て消し、スタンドライトのみをつけます。
④カーテンがバックになるようにカメラを構えます。
言葉で書くとややこしいですが、
現場はこんな状況です。↓↓↓↓
そしたら、いとも簡単にこんな写真が撮れちゃいます。↓↓↓↓
カメラの設定は、お花にバッチリ合わせてください。
こんなところでいいでしょう。
『一番明るいところ=お花』に露出を合わせることによって、バックの暗いところはカメラには写りません。
こうやって『黒バック』で幻想的な写真を撮ることができます!
光の角度を変えてみよう!
今回は、カーテンをバックにしないといけないので、撮る位置は変えられません。
したがって、スタンドライトの位置を変えてお花の表情を変えてみましょう!
①真っ正面(0°)
カメラと同じ方向(0°)から光を当てるとこんな感じになります。↓↓↓↓
お花がベタッとした印象で立体感に欠けます。
これはいわゆる内蔵ストロボを使ったのと似たような感じです。(あまりよろしくありません…)
被写体に対して真っ正面(0°)から光を当てるのは ”厳禁” と覚えておきましょう!
(内蔵ストロボを使わないのはこういう理由からでした。)
②斜め(45°)
カメラに対して角度(45°)をつけることによりこんな感じになります。↓↓↓↓
花びらに陰影がつき、立体感が出ましたね!
実はこれが光の当て方の基本です。
被写体に対して斜め45°から光を当てることにより、立体感を出すことができるのです。
③真横(90°)
真横(90°)から当てるとこんな感じ。↓↓↓↓
右半分の光が当たったところのみが写真に写ります。
かっこよく撮りたい時によく使うのですが、今回の場合はもう少し光が欲しい気がしますね…。
④真後ろ(180°)から当てるとどうなるでしょうか?
真後ろ(180°)からだとこんな感じ。↓↓↓↓
光がお花の後ろに隠れるようにカメラを構えます。
すると、お花の輪郭にハイライトが入り、シルエットのように浮かび上がり幻想的な写真に仕上がります!
これがいわゆる『バックライト』です!
4パターンを比較してみましょう。↓↓↓↓
45°の陰影の付き方は最高ですね!
参考までに…
この角度も45度が理想です!↓↓↓↓
光は『斜め上から!』と覚えておきましょう!
スタンドライトを使った撮り方、
これこそ、昼間じゃ撮れない夜のみの特権です!
そして、この撮り方はポートレートでよく使う撮り方です。
ただし、ポートレートの場合は『スタンドライト』ではなく『ストロボ』を遠隔で操作するのですけど、光の考え方は全く同じです。
今後、ポートレートもやりたいって方は、光の角度による被写体の写り方を今のうちから理解しておくとより入りやすくなるでしょう!
『バックライト』応用編①
『バックライト』にすると、どうしても逆光になるので、お花の表情が見えません。
これを解消する方法があります。
前からもう1灯照らすという方法です!
同じようなスタンドライトがあれば完璧だったのですが、あいにくスタンドライトは一つしか持ってなかったので、卓上ライトを左手に持って撮ってみました。↓↓↓↓
するとこんな感じ。↓↓↓↓
バックライトでお花の輪郭を出しつつ、前からの明かりでお花の表情も出すことができました!
もし、スタンドライトを2つ持ってたら、
1灯目…バックライト
2灯目…斜め45°
で当ててみてください。
きっともっとカッコいい写真が撮れますよ!!
『バックライト』応用編②
バックライトは被写体の後ろにきれいに隠すのが基本です。そうすることによって、輪郭にハイライトが入ります。(光が漏れてたら失敗です。)
しかし、意図して光を漏らしても実はカッコいいのです!
ストロボの光の漏れ方とは少し異なりますが、これはこれで『アート』な一枚に仕上がったと思います!
光が漏れる角度を探しながら、カッコいい一枚を狙ってみましょう!
ワンポイントアドバイス!
バックに赤い椅子を置くとさすがに写ってしまいました。↓↓↓↓
そんな時は、濃いめの布を掛けましょう。
とりあえず、紺色のブランケットがあったので掛けてみました。
たったこれだけで、、、↓↓↓↓
見事に消えました。↓↓↓↓
バックは出来るだけ濃いめの色で固めましょう!
昼間の屋外での『黒バックの撮り方』はこちら。↓↓↓↓
人気記事です!
影遊びで『アート』写真を撮ろう!
これも夜ならではの撮り方!
影を大胆に写すことによって、何となくお洒落でアートな作品になります。
撮り方は、先ほどよりもかなり簡単です。
手順はこんな感じ。
①白壁付近にお花を置く。
②スタンドライトで斜め45°から照らす。
③いろんな角度から撮ってみる。
現場のセッティングはこんな感じです。
今回も部屋の照明は全て消し、スタンドライトのみをつけます!
カメラの設定は、
こんな感じでいいでしょう!
角度を変えながら撮ってみよう!
今回はスタンドライトの位置は変えずに、自分が動いて角度を変えていきます。
お花と影のバランスを見ながら動いていきましょう!
①ライト側から。↓↓↓↓
↓↓↓↓
お花と影が被ってしまいますね。
②お花の真っ正面から。↓↓↓↓
↓↓↓↓
だいぶ影が出てきました!
③お花の右斜めから。↓↓↓↓
↓↓↓↓
大胆な影のつき方がカッコいいですね!
(これも内蔵ストロボでは絶対に撮れない写真です!)
④横から。↓↓↓↓
↓↓↓↓
影がうまく入らず、中途半端な構図になってしまいました。花瓶の影も入りませんでした。
今回は③番目(右斜めから)が迫力あってアーティスティックな一枚になったと思います!↓↓↓↓
一輪でもアート!
影遊びは一輪だけでも絵になりますよ。
先の撮影で分かったことは、
・影を大胆に入れる!
・花瓶の影も入れる!
これを意識しながら、少し上から撮ってみました。↓↓↓↓
どこか洒落たカフェで撮ったような写真になりましたね!
(なんてない畳の部屋です。www)
参考までに…
ちなみに今回の写真は全てホワイトバランスはオートです。
そして、今回使用したスタンドライトはかなり暖色系の強い色です。
白色系のライトであれば、ホワイトバランスを『日陰』や『曇り』にしてもいいでしょう!
『ホワイトバランスって何?』って方はこちらの記事を参考にしてください。↓↓↓↓
今回使った機材!
この記事内の写真は全てこの機材で撮ってます!
(*一部撮り方のサンプルなどはケータイ写真です)
カメラ…キヤノンEOS-M(生産終了モデル)
後継機はこちら
EOS-M100
EOS Kiss M
レンズ…EF 50mm F1.8 STM
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