『絞り優先モードとマニュアルモードどっちがいいの?』
よく聞かれる質問です!
ズバリ結論から言うと、
『マニュアルモード』をオススメします!
『あなたの撮りたいイメージを形にできるのはマニュアルモードです!』
ひとまずここでは、
『絞り優先モード』をマスターしましょう。
そしたらきっとあなたも『マニュアルモード』に挑戦したくなりますよ!
『絞り優先モード』をマスターしよう!
そもそも『絞り優先モード』とは、
その名の通り絞りを最優先に決めて撮影するモードです。
平たく言うと、
『絞り』だけ自分の意思で決めて、
『シャッタースピード』と『ISO』はカメラにお任せする機能です。
お花を撮るにあたってとても使いやすい便利なモードだと思います!
例えばこんな時、
『お花の背景をうまくボカしたい!』
当然『絞りは開放』にしますよね。
でも他の設定はイマイチ分かんない……
って時に『絞り優先モード』にしておけば、
絞りだけを自分で設定(開放)にし、あとはバンバンシャッターを切るだけ!
そうすれば、カメラが勝手に適正露出(ちょうどいい明るさ)に合わせてくれます。
お花撮影にはオススメのモードです!
『絞り優先モード』の設定方法&操作方法。
ここでは『絞り優先モード』の設定方法と操作方法を、
一眼レフとミラーレスにそれぞれ分けて説明していきます。
一眼レフの場合。
設定方法。
①のダイアルを回し『AV』に合わせます。設定はこれだけです。
直感的で分かりやすいですね。
『AV』が『絞り優先モード』のことです。それだけ覚えておけば大丈夫です。
操作方法。
操作方法は②のダイアルを回すと絞りを変えられます。
絞りの数値は□に表示されます。
(この写真の場合、絞りは『F4.0』ですね)
ミラーレスの場合。
設定方法。
『INFO』ボタンを何度か押すとこの画面になります。
左上が『AV』になってればOKです。
なっていなければそこを選択すると下の画面へ進みます。↓↓↓↓
この画面で『AV』を選択すれば設定完了です。
操作方法。
撮影画面で①の『INFO』ボタンを何度か押すとこの画面になります。
②のダイアルを回すと絞りを変えられます。
絞りの数値は□に表示されます。
(この写真の場合、絞りは『F1.8』ですね)
『露出補正』の仕方。
『露出補正』は、
優先モードの時に明るさを調整できる機能です。
0を基準として、『-3から+3』までの間で調整することができます。
実際にカメラで操作してみると、直感的に理解しやすいと思うのでさっそく見ていきましょう!
一眼レフの場合。
『AV+-』のボタンを押すと□のインジゲーターを選択できます。
『AV+-』を押した状態でシャッターボタン手前の『ダイアル』を回すと数値を変えられます。
(親指で『AV+-』を押し、人差し指でダイアルを回すとスムーズに行えます)
ミラーレスの場合。
③の『+-』を押すと④のインジゲーターを選択できます。
『ダイアル』を回すと数値を変えられます。
『絞り優先モード』ぶっちゃけどうなの?
『お花撮影にオススメならこのモードでいいじゃない!』
確かにオススメできるモードです。
まずは、このモードでガンガン写真を撮って下さい!
しかし、
いずれ、こんな場面に遭遇すると思います。
カメラが完璧な露出を決めてくれるのはありがたいのですが、
自分の好みとちょっと違う…
適正露出(ちょうどいい明るさ)よりももっと明るくしたい!
とか、
もう少しだけ暗くしたい!
とか。
そんな時には結局、
『シャッタースピード』と『ISO』を触って好みに合わせなければいけません。
例えばこんな場面。
『絞り優先モード』で適正露出で撮るとこんな写真。↓↓↓↓
でも実際の撮りたいイメージは、
『シュウメイギクをもっとシックにカッコよく表現したい!』
マニュアルモードだとこうできます。↓↓↓↓
カッコいいシュウメイギクになりましたね!
やはり、
『絞り優先モード』だけではあなたの”撮りたい”を100%発揮できないのです。
『あなたの撮りたいイメージを形にできるのはマニュアルモード』なのです。
ちなみに先程、操作方法のところにも書いたように、
『絞り優先モード』でも
『+と–』のインジゲーターを動かすことによって明るさを調整できる
『露出補正』っていう便利な機能もあります。
しかし、実は露出補正とはこういうことなのです。
『露出補正』を触ることにより実は、
『SS』と『ISO』の数値をカメラが決定して、明るさを変えてるのです。
(間接的にSSとISOを触ってるということになりますね)
であれば、初めからマニュアルを覚えて、
マニュアルで撮るという選択肢もありだと思います。
そして、SSとISOをカメラ任せにすると、
たまに『これじゃ手ブレするよ』っていうぐらいとんでもなく遅いSSになることもあります。
絞り優先モードで撮った写真に手ブレが多いって経験はないですか??
それはSSが極端に遅くなっているからかもしれません。
仮に、同じSSで撮るにしても、自分で設定したものならば、
『SSを遅くしたから手ブレに気をつけよう!』
という意識が出てくるのでしっかりカメラを構えるなどの対策もできますが、
気づかないで撮ると手ブレ写真の量産になりかねません。。。
やはり全ての設定を、
あなたの意思で決定した方が、よりいい写真が撮れると思います!
『あなたの撮りたいイメージを形にできるのはマニュアルモードなのです!』
モードが変わると写真も変わるのですか?
結論から言うと、
『SS・絞り・ISO』が同じであれば、写真は同じです。
つまり答えは『NO』です。
同じ数値なのに『マニュアルモード』の方がいい写真になるってことはありません。
どんなモードで撮ろうが数値が同じであれば、同じ写真です。
しかし、
自分がマニュアルで決めた数値を『絞り優先モード』で再現するのは至難の技です。
逆の言い方をすると、
自分で決めた数値は、他の人にはマネされにくいのです!
自分の個性を出した写真を撮るにはやはり『マニュアルモード』をオススメします。
結果『マニュアルモード』に挑戦してみては!?
『絞り優先モード』は、
お花の撮影に向いているということに間違いはありません。
このモードで撮っても、
まずまず納得のいく写真が撮れるのではないでしょうか?
特に、時間がなくバタバタ撮って撤収しなきゃいけない状況であれば、かなり心強いモードだと思います。(とりあえず絞りを決めれば、あとはバンバン撮ればOKですから!www)
しかし、
自分の意思をより反映させたいのなら、
やはり『マニュアルモード』には敵いません。
時間があるのならば、じっくり設定を決めてマニュアルで撮ってみましょう!
空振り写真も増えますが、
必ずホームラン級の写真が撮れますよ!
『あなたの撮りたいイメージを形にできるのは、マニュアルモードです!』
これを機会に『マニュアルモード』に挑戦してみてはいかがですか!?
『マニュアルモードの設定方法』はこちらの記事に詳しく書いてます。
カメラ初心者でも必ず分かるように解説してます。↓↓↓↓
最後に持論を一つ!
『趣味は楽しまなきゃ意味がない!』
どんなモードで撮ろうとも、それが苦になっては意味がありません。
あなたにとって写真は楽しいものであって下さい!
楽しみ方は人それぞれです。
正解はありません。
あなたにとっての“楽しいカメラライフ”を送ることができればそれが一番だと思います!
『好きなものを好きなように撮る!』
このブログによって“あなたの好き”がより深まれば嬉しいです。
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