『単焦点レンズが欲しいけど何mmがいいの?』
カメラ女子・カメラ初心者からよく聞かれる質問のひとつです。
それぞれの特徴を理解しながらあなたに合った1本を見つけましょう!
『50mm vs 85mm 』お花の撮影にはどっちがいいの??
単焦点レンズを買おうと思ったときに候補に上がるのはだいたい
50mmか85mm辺りではないでしょうか?
お花の撮影にはどちらが向いてるのでしょう?
いきなり結論からですが、、、www
僕の個人的な感想から言うと、お花の撮影には、
ズバリ
50mmがオススメです!
それぞれの撮影スタイルがあると思いますので、一概には言えないところですが、
50mmがあれば、だいたいあなたがイメージするお花の写真は撮れると思います!
ちなみに今回、比較検討に使用したレンズはこの2本!
(カメラはどちらもミラーレス EOS M)
⬇️EF 50mm F1.8 STM
⬇️EF 85mm F1.2 L Ⅱ USM
『50mm vs 85mm』 それぞれの特徴を理解しよう!
まずは下の2枚の写真を見てください。↓↓↓↓
突然ですがここで質問です。
『①と②どちらが50mmでしょう?』
簡単過ぎました?
そう!もちろん正解は①
焦点距離は
数字が小さい方が広く写せて、
数字が大きい方が大きく写せます。
当然この場合は広く写ってる①が50mmですよね!
では、この写真はどうでしょう?↓↓↓↓(比較しやすいように日の丸構図で撮ってます)
『①と②どちらが50mmでしょう?』
②と答えた方……
残念ながら不正解です。
正解は①です! (②は85mm)
『えっ、なんで? ①の方が大きく写ってるじゃん!』
さあ、
それぞれの特徴を見ながらこの疑問を解決しましょう!
最短撮影距離の違い!
お花などの小さなものを撮るとき、当たり前ですが、
近づけば近づくほど大きく写せます。
だからといって、お花に10cmまで近づいてもピントは合いません。(マクロレンズは別)
じゃあ
『そのレンズはどこまで近づいて撮影できるの?』っていうのが
『最短撮影距離』です。
今回使った2本のレンズの最短撮影距離を比較してみましょう。
なんとその差60cm!
さすがに60cmの差があれば、
より近づける50mmレンズの方が大きく写せるということです!
実際の撮影現場で比較するとこんな感じ。↓↓↓↓
かなり距離感が違うのが分かると思います。
いくら85mmとはいえ、
95cmも離れるとやはり小さくなります。
ちなみに95cmも離れると、液晶モニターの中で桜のような小さなお花を探すのは結構大変です。
最大撮影倍率で検証!
『最大撮影倍率』というものを見てみると、上記のことが
数値として現れてるのがよく分かります!
『最大撮影倍率』とは、
『近づいて撮ったときに、実際の大きさの何倍に写すことができるか?』
という数値です。
2本のレンズの『最大撮影倍率』はこんな感じ。↓↓↓↓
50mmの方が、約2倍大きく写せるということが分かりますね!
改めて2枚の写真を見てみると…(①50mm ②85mm)↓↓↓↓
確かに①と②の桜の大きさを比較すると2倍ぐらいの差があります。
まさに数値通りの検証結果ですね!(当たり前ですがwww)
やはり35cmまで近づける環境にあれば、
50mmの方が大きく写せるということが数値としても立証されてます!
意外と重要!軽いのはどっち?
僕の撮影スタイルは、首からカメラをぶら下げて公園を、てくてく歩きながらお花を見つけては撮影するというスタイルです。
あなたもおおかたそんな感じじゃないでしょうか?
そこで大切になってくるのが重量です。
さっそく2本のレンズの重量を比較してみましょう!
その差なんと…800g以上!
まぁこの85mmは特に重たい方ですが、
1kgオーバーはさすがにお散歩レンズとは呼べませんね。
そしてEOS M に装着すると右手一本では構えられないです。↓↓↓↓
やはりこのクラスのレンズになると、しっかりグリップできる一眼レフ向きですね。
ちなみに50mmなら片手で構えられます。↓↓↓↓
軽さでは50mmが圧勝ですね!
50mmレンズが有利な場面!
お花に近づける環境ならば、断然50mmが大きく写せます!
もう一度、2枚の写真を比較してみましょう。↓↓↓↓
①の50mmの方が、
お花の表情がよく分かります!
②の85mmの方は、
お花に対しての余白が大きすぎて、お花が寂しく見えますね。
距離感の目安として、
手を伸ばせばお花に届く距離ならば50cm以内に入ってると思います。
その環境で撮れるのならば、
50mmが断然オススメということですね!
こんなにも違います。(ツワブキで撮り比べ)↓↓↓↓
⬇️ ①50mm
⬇️ ②85mm
(*どちらも SS…1/400 F…1.8 ISO…100)
撮影現場はこんな感じ。↓↓↓↓
50mmレンズの35cmという最短撮影距離は、
小さなお花を撮るにはかなりの武器になることが分かりますね!
85mmレンズが有利な場面!
『お花から1m以上離れてたらどうなるの?』
今度は当然こんな疑問が出てきますよね。
例えばこんな場面。↓↓↓↓
手前のキバナコスモスを前ボケに使って、狙いたいのは後ろの黄色いお花!
距離でいうと2m以上あります。
50mmと85mmで撮り比べてみましょう!
⬇️ ①50mm
⬇️ ②85mm
(*どちらも SS…1/2000 F…1.8 ISO…100)
① 50mm…
さすがにこれだけ離れるとお花も小さく、ボケも弱いですね。
前ボケのキバナコスモスもかなり形が残ってますし、背景ボケも弱いです。
② 85mm…
これだけ離れても見事なボケ具合ですね!
前ボケも柔らかいし、背景もなめらかにボケてます!
つまり、
お花との距離が1m以上離れると85mmの方が大きく写せるし、
なおかつ綺麗にボケるということです!
池の中に咲くハスのお花や、花壇の奥に咲くお花を撮るには85mmが有利になるということです!
無理やりですがこんな場面を作ってみました。
これ以上近づけない花壇だと思ってください。www↓↓↓↓
狙うは花壇中ほどの紫のパンジー!(ビオラかなぁ?)
50mmと85mmで撮り比べてみると。
(これも比較しやすいように日の丸構図で撮ってます)
⬇️ ①50mm
⬇️ ②85mm
(*どちらも SS…1/2000 F…1.8 ISO…100)
やはり
85mmの方が大きく写せて、なおかつボケが綺麗ですね。
こういう状況であれば、
85mmに軍配が上がります!
しかしこういう環境は意外と少ないです。
普通はお花に近づけることが多いので、僕はやっぱり50mmかなぁ。
『50mm vs 85mm』結果、お花に適してるのはどっち?
⬇️ ①50mm ⬇️ ②85mm
お花までの距離が
実際には、
お花までの距離が2m以上あるシチュエーションって意外と少ないです!
お花に手が届く距離で撮影できるシチュエーションがほとんどです!
そうなると、
結果、
ズバリ50mmがオススメです!
とりあえず50mmがあれば
あなたのイメージするお花の写真はだいたい撮れると思います!
まずは50mmでばんばんお花を撮ってみてください!
絶対に楽しいと思いますよ!
最後に、今回使ったレンズはこちら↓↓↓↓
Amazon & 楽天市場 でチェックしてみて下さい!
①EF 50mm F1.8 STM
このレンズの『レビュー&作例』はこちらの記事にまとめてます。↓↓↓↓
②EF 85mm F1.2 L Ⅱ USM
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