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【初級編】悪天候の日は、室内でお花を撮ろう!『部屋撮り』のマニュアル設定はこれでOK!誰もやってない裏技こっそり教えます。

お花の撮り方

雨、

猛暑日、、

極寒日、、、

 

そんな日は割り切って、室内での撮影を楽しんでみてはいかがですか?

 

今回は『部屋撮り』のカメラの設定を紹介していきます!

 

今回の条件はこんな感じ…

・梅雨入り初日

・シトシト降り続く雨

・時間は14時〜16時

・お花は全て造花

 

部屋撮りの定番は『窓バック』!


基本はレースのカーテンを閉めた状態でそれをバックに撮影していきます。

おそらくこのシチュエーションが一番綺麗に撮れると思います。

 

我が家の場合、

①南側にベランダへ出る『掃き出し窓』
②北側にどんよりとした『出窓』

それぞれでどんな設定で撮ったかを紹介していきます。

 

①南側の『掃き出し窓』

ここが部屋の中で一番明るい場所です。

雨とはいえ、若干の自然光があります。

 

レースのカーテンを閉めた状態でそれをバックに撮影していきます。

 

ではさっそく!

まずは、花瓶をじか置きにして撮ってみましょう。

 

こんなシチュエーション(これはケータイ写真)↓↓↓↓


 

カメラの設定は…

・背景をボカしたいので絞りは開放!

(このレンズの場合 F…1.8)

 

・シャッタースピードはなるべく遅めにして明るさをキープ!

(SS…1/100〜1/200)

 

・ISOで好みの明るさを探していく!

(ISO…200〜1600)

(暗いレンズならもっと上げてもよい)

 

まずは、

SS…1/200   F…1.8   ISO…200

これぐらいからスタートしてみました。

 

窓がバックということは、逆光になるのでお花が少し暗くなってしまいました。↓↓↓↓


 

ISOを上げて明るくしてみましょう。

 

SS…1/200   F…1.8   ISO…400 ↓↓↓↓


お花が明るくなって、透明感が出ましたね!

 

比較すると一目瞭然。↓↓↓↓


バックは白飛びしますが、

被写体であるお花を綺麗に表現することを優先に考えれば、これもアリだと思います!

 

少し離れてローアングルから撮るってみると、、、

SS…1/200   F…1.8   ISO…400↓↓↓↓


前ボケも生まれて、作品っぽい雰囲気に仕上がりました!

 

次は、テーブルに置いて撮ってみましょう!

こんなシチュエーションです。↓↓↓↓


レースのカーテンのすぐ前にお花を置きました。

 

設定は先ほどと同じでいいでしょう。

SS…1/200   F…1.8   ISO…400 ↓↓↓↓


透明感があり、テーブルの反射も綺麗でなかなかいい感じですね!

 

アップで撮ってみましょう。


アップにするとやはりお花が逆光で少し暗くなってますね。

 

またISOを上げて明るくしてもいいのですが、

今度は違う方法を試してみましょう。

 

違う方法で撮ったのがこちら。↓↓↓↓


お花が明るくなって、柔らかい雰囲気が出ましたね!

 

比較するとこんな感じ。↓↓↓↓


バックの明るさは変えずに、お花だけが明るくなってるのが分かると思います。

 

この2枚、実はカメラの設定は全く同じです。(SS…1/200   F…1.8   ISO…200)

 

さてどんな手を使ったのでしょう?

①編集した。

②ライトを照らした。

③レフ板を使った。

 

正解は…

『④白いシャツを使った』です!www

 

『はっ???』ですよね。

すみません…

 

こうやって撮りました。↓↓↓↓


イスに白いシャツを掛けて…

隙間からこうやって…


 

光のイメージはこんな感じです。↓↓↓↓


よくポートレートなどで、アシスタントがモデルさんの顔にレフ板で光を当ててるイメージですね。

 

アシスタントとレフ板があればそれでいいのですが、、、

あいにく一人で撮影して、さらに僕はレフ板持ってません。。。

 

白シャツでも、うまく光が回ってくれれば、なかなかいい仕事をしてくれますよ。

(レフ板に比べると反射が弱いので、ある程度の自然光が必要になりますけど…)

 

②北側の『どんより出窓』

今度は北側のどんよりと薄暗い出窓で撮影してみましょう!

 

撮影したのはこんな場所。↓↓↓↓


 

部屋撮りのワンポイントアドバイス!

薄暗い部屋では、ISOを思いきって上げてみよう!

 

それでは、ISOを変えるとどのように違ってくるのかを具体的にみていきましょう!

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…200   ↓↓↓↓


ISO…200だと、暗すぎますね…

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…400   ↓↓↓↓


ISO…400、バラの表情がまだ暗いですね…

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…800   ↓↓↓↓

 


ISO…800、なかなかいい感じになりました!

あの『どんより窓辺』で撮った写真とは思えないですね!

『光が差し込む休日の午後、紅茶でもいただこうかしら!』

そんな優雅なイメージに仕上がりました!www

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…1600   ↓↓↓↓


ISO…1600、さらに透明感が増しました。

しかし、透明の花瓶が少し飛びすぎかなぁという気もします。

 

比較するとこんな感じです。↓↓↓↓


やはり、ISO…800ぐらいの明るさが好きですね!

 

次は、室内の電気をつけてみたらどうなるでしょう?

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…200 (電気アリ)↓↓↓↓


ISO…200、ちょっと暗いですね。

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…400 (電気アリ)↓↓↓↓


ISO…400、なかなかいい明るさですね!

しかし、電気のせいで妙にリアリティが出た気がします…

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…800 (電気アリ)↓↓↓↓


ISO…800、明るすぎるギリギリといったところでしょうか。

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…1600 (電気アリ)↓↓↓↓


ISO…1600、飛び過ぎですね。

ピンクのお花の輪郭がなくなってしまってます。

 

比較するとこんな感じ。↓↓↓↓


室内の電気をつけると、ISOを一つ下げても良さそうですね。

 

その代わり、妙にリアリティが出て、硬い印象になるので、

可能ならば電気は消して撮影した方が『優しく自然な仕上がり』になりそうです!

 

 

 

『白壁』をバックに撮ってみよう!

基本的にお花の撮影には、『窓バック』が適してるのですが、バリエーションを増やすために『白壁バック』で撮ってみましょう!

 

窓辺と比べると少し暗いので、SSを1/100 にして、明るさを出してます。

ISOは200からスタート!

 

SS…1/100   F…1.8   ISO…200   ↓↓↓↓


お花の色合いは綺麗に表現できました!

 

ISOを400に上げてみると…

SS…1/100   F…1.8   ISO…400   ↓↓↓↓


ISO…400 だとバックの白壁はなかなか綺麗に出るのですが、お花の色が完全に飛んでしまってますね…

 

この場合だと、ISO…200 の方がいいと思います。

 

ISO…200 のままでもう少し壁の影(イスの右側の影)を消せないものかと、あれやこれやと試してみました。

 

こんなこととか…↓↓↓↓


 

こんなこととか…↓↓↓↓


*和室の場合、どうしても畳の緑や茶色っぽさが出てしまうので、

下に白いシーツなどを敷くのは効果的です。

でもさすがにあの強い影を取るにはこの程度では無理でした…

 

結局、一番マシだったのはコレ。↓↓↓↓


壁に対してイスを斜めに置いて撮る!

(壁から離したらなお良かったかも…)

 

こうやって撮ったのがコレ。↓↓↓↓


少しですが影がなくなりました。

比較しないと分からないレベル…www↓↓↓↓


本当はもっと綺麗な『白バック』にしたかったのですが、今回はこれが限界です。。。

 

ちなみに、ストロボを使えば綺麗な『白バック』は作れます。

被写体は違いますが、同じ場所で撮ってます。↓↓↓↓


被写体が白飛びすることなく、背景だけが完全な『白バック』になってますね!

 

ただしこれをやろうと思ったら、

これだけの機材が必要になるので…↓↓↓↓


今回は割愛します。。。

 

 

 

ホワイトバランスで好みの色に仕上げよう!

ホワイトバランスって何?って方はこちらの記事に詳しく書いてます。↓↓↓↓

【中級編】ホワイトバランスって何?実例を使って、設定方法からオススメまで分かりやすく解説します!
『ホワイトバランスって聞いたこたおはあるけど、触った事がない...』そんな方の為に、ホワイトバランスの設定方法から、オススメのホワイトバランスまで初心者にも分かりやすく解説します。実際に撮った写真を見ながら直感的に楽しく理解しましょう。

 

今回もひと通りホワイトバランスを試してみました。


あなたはどれがお好みでしたか?

 

僕は『ホワイトバランス太陽光』が好きでした!

 

これ。↓↓↓↓


今回の『窓バック』の写真は、ほとんど『ホワイトバランス太陽光』で撮ってます。

 

ただし、白壁で『ホワイトバランス太陽光』にすると…↓↓↓↓


うーん、なんか白壁が汚い…www

 

結局『白バック』の写真は『ホワイトバランスオート』で撮りました。

 

毎度のことですが、ホワイトバランスはその時の環境によって大きく変わってきます。その都度、試しながら撮るようにしましょう!

 

 

 

『部屋撮り』のまとめ!

・部屋撮りの基本は『窓バック』!

レースのカーテンがあるとよい。

逆光でお花が暗くならないように、ISOを上げたり、レフ板や白いものを置くとよい。

 

・薄暗い部屋ではISOを上げる!

暗いレンズなら、ISO…3200まで上げてもよい。

電気はつけない方が自然で柔らかい。

 

・『白壁バック』では影に注意する。

バックの白さと、お花の色合いの絶妙なバランスを見つけよう。

 

今回の記事も『初級編』です!

高価な機材は使ってませんし、決して難しいこともしてません。

 

『これならできるかも!』

そう思っていただけたら幸いです!

 

雨降りや、猛暑日は室内で楽しくあれやこれやと撮ってみるのもきっと楽しいですよ!

ぜひともチャレンジしてみてください!

 

*ちなみに、今回使用した造花は全て100均で購入しました。www

 

 

 

今回使った機材!

この記事内の写真は全てこの機材で撮ってます!

(*一部撮り方のサンプルなどはケータイ写真です)

 

カメラ…キヤノンEOS-M(生産終了モデル)

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