ひまわりの4つの撮り方!
ひまわりは桜などの小さなお花と違い、直径の大きなお花です。
それ故に撮り方も千差万別。
今回は、ひまわりの特徴を生かした4つの撮り方を紹介します!
ひまわりの4つの撮り方。
①『青空バック』で爽やかに!
②『ビタミンカラー』で埋めつくそう!
③『黒バック』でカッコよく!
④『逆光&ゴースト』でアートに!
さっそく次の章から詳しく解説していきます!
①『青空バック』で爽やかに!
まずはド定番から!
夏のお花ひまわりは青空バックがとてもよく似合います!
ひまわりには欠かせない撮り方ですね!
空の青さを出すにはポイントが2つあります。
①太陽を入れない!
②設定は暗め!
①太陽を入れない!
一部この記事から抜粋してます。↓↓↓↓
当たり前ですが、太陽の周辺はとても強い光があります。
明るいところを写真で撮ろうとすると、どうしても白飛びしてしまいます。
したがって、
太陽周辺の空は白く写ります!
こんな感じ。↓↓↓↓
もちろんお花を無視して、空に露出を合わせることもできます。
しかしそうすると、
お花は真っ暗…
いわゆる逆光で、シルエットになっちゃいます。↓↓↓↓
まぁ、これはこれで一つの表現方法ではありますけどね!
しかし、お花の表情を見せながらの青空バックであれば、
逆光はNGと覚えておきましょう!
一番撮りやすい環境は『順光』です。
いわゆる逆光の反対ですね。
太陽に背を向けて写真を撮ると『順光』になります。
そうすると空の青さが際立ち、なおかつお花の表情も明るく撮ることができます!
これが順光で撮った写真。↓↓↓↓
これだと綺麗な青空になりました!
②設定は少し暗め!
空の青さを出すには、一言でいうと、
白飛びさせない!
ということです。
白飛び=露出オーバー(明るい)
ということなので、
少し暗めにすると、青さが増していきます。
例えばこんな設定で撮った時。
いつもの手順通り、
・絞りは開放(F1.8)
・ISOは100
・シャッタースピードで明るさを調整
↓↓↓↓ SS…1/2500 F…1.8 ISO…100
SS…1/2500で、少し柔らかな空の色が出ました。
もっと青さを出したいのでもう少し暗くしてみます。
シャッタースピードを速くして暗くしました。
↓↓↓↓SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
SS…1/4000 青さが増しましたね。
比較するとこんな感じ。↓↓↓↓
これは、どちらが正解というものではありません。
やわらかく表現したいのか?
しっかりと青を出したいのか?
あなたの撮りたいイメージがどこにあるのか?
それによって露出を決めてOKです!
『あなたの撮りたいイメージを形にする!』
これがマニュアル設定の醍醐味ですから!
絞って撮ってみよう!
ちなみに、雲一つない空の場合は、特に背景をボカす必要はありません。
したがって、絞って撮影するのもありです。
絞るだけだと暗くなりすぎるので、
その代わりシャッタースピードを遅くして明るさをキープします。
絞りをF8.0ぐらいに設定して、
シャッタースピードで明るさを調整してみましょう!
こんな設定。↓↓↓↓
↓↓↓↓SS…1/160 F…8.0 ISO…100
先ほどのF1.8の写真とほぼ似たような写真になりました。
比較するとこんな感じ。↓↓↓↓
雲のボケ方が若干違いますね。
F1.8の方が、少しふんわりやわらかな印象になってます。
ここら辺もあなたの好みで撮り分けていいと思います!
しかし当然ですが、ピントの領域は、絞った時の方が広くなります。
F8.0の方が花びらの先までしっかりピントが合って、解像度が高いですね。
よりシャープな絵を求めるならば、絞って撮るのもありかもしれません!
②『ビタミンカラー』で埋め尽くそう!
沢山のひまわりが咲き乱れるような大きなひまわり畑に行くと、
画面全体をビタミンカラー(黄色と緑)で埋め尽くすことができます!
今回は残念ながら、こんな小さなひまわり畑。↓↓↓↓
頑張ってビタミンカラーで埋め尽くしてみました。↓↓↓↓
うぅー、この場所だとこれが限界か…(すみません、場所のせいにしました…www)
イメージはどこまでも続くひまわり畑…だったのですが…
大きなひまわり畑に行った方は是非チャレンジしてみて下さい!
この際のワンポイントアドバイス!
→→すると黄色と緑が、やわらかく淡い色合いになりますよ!
暗めと明るめを比較してみましょう。
SS…1/4000(やや暗め)↓↓↓↓
SS…1/1600(やや明るめ)↓↓↓↓
2枚並べるとこんな感じ。↓↓↓↓
暗めの方は、色が濃いめでクッキリとした印象になりますね。
明るめの方は、色が淡めで優しい印象になりますね。
これもお好みなのですが、
少し柔らかめの方がひまわりの可愛らしさが引き立つような気がします!
③『黒バック』でカッコよく!
やわらかなひまわりもいいですが、ひまわりは、カッコいいのもよく似合います!
背景を黒バックにして、ひと味違ったひまわりの魅力を引き出してみましょう!
黒バックの写真も実は簡単に撮れるのです。
黒バックの『黒』は主に日陰です。
こんな場所は黒バックの絶好の場所ですね。↓↓↓↓
こうやってバックを日陰にして撮るだけです。↓↓↓↓
するとこうなります。↓↓↓↓
ねっ!簡単でしょ!
ちなみに、右上の木漏れ日は玉ボケを狙えそうですね!
そこを狙ってみましょう。
別の場所ですが、
こんな感じになります。↓↓↓↓
『黒バック』×『玉ボケ』でなかなかカッコいいひまわりになりました!
カメラの設定はこんな感じです。
↓↓↓↓ SS…1/4000 F…1.8 ISO…100
日の差すような日中であれば、
シャッタースピードを速くしてバックを暗くしましょう!
『黒バックの撮り方』はこちらの記事に詳しく書いてます。↓↓↓↓
④『逆光&ゴースト』でアートに!
『ゴースト』とは、
太陽などの強い光源にカメラを向けた時に、レンズ内で光が乱反射し『光の筋や輪っか』などが写真に写り込む現象です。
基本的にはNGとされてる現象ですが、ゴーストを出すことによって、なんてない場所でもアートな写真に仕上げることもできます。
このゴーストを利用してカッコいいひまわりを撮ってみましょう!
ひまわりは直径が大きなお花なので、きっと似合うハズです!
ゴーストの撮り方!
ゴーストの撮り方は、
一言でいうとこんな感じです!
まずは第一条件、逆光で撮りましょう。
こんな感じにカメラを構えて、↓↓↓↓
ピントを合わせた後、カメラを少しだけずらして、花びらの隙間から光が漏れてきたところでシャッターを切りましょう。
するとこんな感じになります。↓↓↓↓
ゴーストは毎回出方が違うので、あなたの好みのゴーストが出るまで、ひたすら繰り返し撮ってみましょう。www
設定はいつもと全く違いますよ。
いつもは、絞りは開放!ですが、
ゴーストを出すには絞りを絞った(数値を大きくする)方が出やすいです。
(ズームレンズだとなおいいです)
今回はこんな設定で撮ってみました。
↓↓↓↓ SS…1/200 F…8.0 ISO…100
F…8.0まで絞りましたが、もっと絞ってもよかったかもしれません。
これでまたひと違ったひまわりの表情を撮ることができました!
実例!ひまわり写真館!
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/2500 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/250 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/2000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/1600 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/160 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/250 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/4000 F…1.8 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/400 F…8.0 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/160 F…8.0 ISO…100 ↓↓↓↓
SS…1/200 F…8.0 ISO…100 ↓↓↓↓
今回使った機材!
この記事内の写真は全てこの機材で撮ってます!
(*一部撮り方のサンプルなどはスマホ写真です)
カメラ…キヤノンEOS-M(生産終了モデル)
後継機はこちら
EOS-M100
EOS Kiss M
レンズ…EF 50mm F1.8 STM
このレンズの『レビュー&作例』はこちら。↓↓↓↓
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